呼吸器⑥肺容量

■肺容量 ●呼吸量 (1)一回換気量(TV:Tidal Volume) 安静にして普通に呼吸をした時の吸気と呼気の量 平均基準値約500mL (2)予備吸気量(IRV:Inspiratory Reserve Volume) 安静吸気位からさらに吸い込むことができる空気量 平均基準値約2,000〜3,000mL (3)予備呼気量(ERV:Expiratory R…

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呼吸器⑤酸塩基平衡

■ 酸塩基平衡 ヒトの細胞は, 血液中のpHが7.35〜7.45の範囲に維持されていなければ十分な機能を発揮できないとされている. 血液のpHを調節する臓器は「肺」と「腎臓」である. 肺ではCO2の増減により, 腎臓ではHCO3イオン(重炭酸イオン)の増減によりpHの調節を行なっている. <ポイント①> ● ヒトの細胞の正常なpH:pH 7.4 (± 0.05 ) ● …

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呼吸器④呼吸の生理学

【呼吸の生理】 ◎外呼吸と内呼吸 呼吸は外呼吸と内呼吸に分けられる. ◯外呼吸 → 肺胞 - 毛細血管でのガス交換 ・呼吸運動による換気 ・肺胞におけるガス交換 ◯内呼吸 → 細胞 - 毛細血管でのガス交換 組織におけるガス交換 組織・細胞における有酸素代謝 <ポイント・覚え方> 空気の道筋を考える. ●外呼吸 空気は, 口腔または鼻腔から…

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呼吸器③肺の血管と換気血流比

●肺の血管 ◎肺の血管は以下の2種類に分けられる ・機能血管 ・栄養血管 ◎機能血管 「ガス交換」を行う血管. 【肺動脈 → 肺胞の毛細血管 → 肺静脈】 肺胞の毛細血管で外呼吸を行い, ガス交換が行われます. ◎栄養血管 「肺に栄養」を与える血管. 【気管支動脈 → 肺実質の毛細血管 → 気管支静脈】 < 覚え方  &  ポイント > 基本的に,…

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呼吸器②呼吸運動に関与する筋

●呼吸運動 ◎安静吸息  横隔膜  外肋間筋  内肋間筋前部 ◎安静呼息  なし  安静呼息は, 肺自身の弾性と内圧の関係によって起こる. ◎強制吸息  横隔膜  外肋間筋  内肋間筋前部  +  胸鎖乳突筋  斜角筋群  僧帽筋  肩甲挙筋  大胸・小胸筋  肋骨挙筋  上後鋸筋  脊柱起立筋群 ◎強制呼息  内肋間筋横部・後部  腹…

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呼吸器①気道の解剖

<ポイント> 心臓の位置を考えると覚えやすい. ●気道:鼻腔, 咽頭, 喉頭, 気管, 気管支からなる  ◎上気道:鼻腔, 咽頭, 喉頭  ◎下気道:気管, 気管支 ●気管 位置:食道の前面 高位:第6〜7頚椎から第5胸椎で約10cm 分岐:第5胸椎程度で気管支となる 軟骨:馬蹄形の形をした気管軟骨に前および側面を覆われる.(後面には食道がある) 粘膜上皮:多…

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