代謝①低血糖症

低血糖症
糖尿病(DM)患者で生じることが多い
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【原因】
経口血糖降下薬・インスリン製剤の不適切な使用など.
例)使用量過多, 注射の不適切なタイミング, 食事量が少ない, 運動量が過剰

【症状】
1) 交感神経症状
 > 頻脈・動悸
 > 発汗・不安感
 > 手指振戦
 > 顔面蒼白
2) 中枢神経症状
 > 頭痛
 > 空腹感
 > けいれん
 > 生あくび
 > 目のかすみ
 > 意識障害(昏睡)

なぜ交感神経症状や中枢神経症状が出現する??
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脳・神経組織はグルコース(糖)依存度が高い
= 低血糖で神経症状が出現しやすい

☆ 低血糖となるとカテコールアミン系(ドパミン・ノルアドレナリンなど)の分泌が上昇
交感神経症状が出現しやすい

☆ 低血糖の低下が進むと, 脳・神経細胞の代謝が低下する
= 中枢神経症状が出現しやすい


では国家試験問題を見て見ましょう.
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国家試験問題
(1)低血糖症状でないのはどれか.(47P93)
1.頻脈
2.生あくび
3.意識消失
4.激しい口渇
5.計算能力低下


↓解答・解説はこちらから
解答_解説.pdf







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