◎安静吸息
横隔膜
外肋間筋
内肋間筋前部
◎安静呼息
なし
安静呼息は, 肺自身の弾性と内圧の関係によって起こる.
◎強制吸息
横隔膜
外肋間筋
内肋間筋前部
+
胸鎖乳突筋
斜角筋群
僧帽筋
肩甲挙筋
大胸・小胸筋
肋骨挙筋
上後鋸筋
脊柱起立筋群
◎強制呼息
内肋間筋横部・後部
腹直筋
内・外腹斜筋
腹横筋
胸横筋
肋下筋
◎咳嗽(がいそう)反射
気道に何らかの刺激が加わり, その刺激が延髄に達することで起こる反射. 体内に入った刺激物を取り除くための防御反応.
◎咳嗽反射の流れ
1. 延髄からの指令により, 深吸気が生じる
2. 声門の閉鎖, 気管支平滑筋の収縮, 腹筋群の収縮
3. 胸腔内圧が上昇.
4. 声門の解放により咳が出現
◎咳の流量・流速・胸腔内圧
咳の流量:約2L
咳の流速:6〜20L/秒
胸腔内圧:100cmH2O
●国家試験問題
(1)咳反射について正しいのはどれか (48-A65)
1. 肺胞の受容器刺激によって誘発される
2. 吸気と呼気相の間に声門が閉鎖する
3. カプサイシンの吸入で抑制される
4. 反射の中枢は大脳皮質にある
5. 流速はおよそ1L/秒である
(2)努力性呼気時に働く筋はどれか (47-P72)
1. 腹横筋
2. 僧帽筋
3. 大胸筋
4. 小胸筋
5. 胸鎖乳突筋
↓正解と解説はこちらから
解答_解説.pdf
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