筋の構造と機能②骨格筋の構造

今回は筋の構造と機能の第二回「骨格筋の構造」についてまとめていきたいと思います.
骨格筋の構造はなかなか覚えることが多いので初めは苦労するかもしれませんが, わたしのクラスメイトの語呂合わせを使った覚え方などを紹介しようと思いますので, いろいろ工夫して覚えてしまいましょう.
最初だけ頑張れば必ず得点源になる範囲です.
がんばりましょう...!!!!

ではさっそく, この範囲で出題される国家試験の問題を見て行きたいと思います.



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(1)骨格筋の構造で正しいのはどれか. 2つ選べ (44-5)
1. 筋細胞の細胞膜を筋周膜という
2. A帯を明帯という
3. A帯は筋収縮時に短縮する
4. I帯の中央部にZ帯がある
5. Z帯の間を筋節という
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(2)骨格筋の構造で誤っているのはどれか(39-7)
1. 筋繊維は筋鞘で覆われる
2. 横紋構造はA帯とI帯に大別できる
3. A帯には太い筋フィラメントが存在する
4. 筋収縮時のI帯の長さは一定である
5. 筋原線維はアクチンとミオシンで構成される
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いかがでしょうか??
A帯!?I帯 !?
ミオシン!?アクチン!?
この辺りは初めて聞くところだと思います.

今回はこの辺が理解できるようにまとめて行きたいと思います.
では, さっそくまとめていきましょう!!!!








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(1)骨格筋の構造
骨格筋は, 以下の図のような構造をしている.

( 外 ← ← → → 内 )
 外 内 筋 筋
 筋 筋 内 小
 周 周 膜 胞
 膜 膜   体
 | | |筋|筋
 |筋|筋|線|原
 | |束|維|線
 | | | |維
( 別 名 )重要
 筋 筋 筋
 上 周 鞘
 膜 膜

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・「筋原線維」は, 骨格筋細胞レベルにおける最小単位であり, 筋小胞体に包まれています.

・筋原線維がいくつか連なって構成されるのが「筋線維」であり, 筋鞘に包まれている.

・筋線維がいくつか連なって構成されるのが「筋束」であり, 筋周膜によって束ねられている.

・筋束がいくつか連なって構成され, 筋上膜によって束ねられているのが1つの「」である.
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いかがでしょうか.
なんとなくイメージと一致する名称なので, 覚えられるような気がしませんか?
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筋線維よりも小さい単位は"原"線維です.
筋原線維と聞いたら, 筋線維よりも小さい単位な気がしますよね.
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筋線維よりも大きな単位は"束"です.
筋の束と書くわけですから, 筋線維よりも大きな単位な気がしますよね.
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そしてこの一番大きな単位がいわゆる我々がよく指す「」に該当するわけです.
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名称とイメージがなんとなく, 一致するような気がします.
これに加えて, それぞれを包んでいる膜の名前を覚えることができれば, この範囲は問題ありませんね!

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ここまでのまとめ
・筋の構造は外側から順に,
 「筋 ▶︎ 筋束 ▶︎ 筋線維 ▶︎ 筋原線維
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・筋を包む膜の構造は外側から順に,
 「筋上膜(外筋周膜) ▶︎ 筋周膜(内筋周膜) ▶︎ 筋鞘(筋内膜)▶︎ 筋小胞体

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(2)骨格筋の筋原線維の構造



筋原線維は, 顕微鏡で観察すると, 横紋構造をみることができます.
・暗く見える部分を"A帯"
・明るく見える部分を"I帯"
・A帯の中央のやや明るい部分を"H帯"
・I帯の中の戦場の構造を"Z膜(Z帯)"
といいます.
さらに, 2つのZ帯で囲われた部分を筋収縮の1つの単位として, 筋節(サルコメア)といいます.

筋原線維は, 二つのフィラメントによって構成されます.
ミオシンフィラメント:太いフィラメント
アクチンフィラメント:細いフィラメント


1つの筋節は以下の図のようになります.


Z    |   A 帯   |    Z
| I 帯 |  | H 帯 |   | I帯 |

|〜〜〜〜〜〜    〜〜〜〜〜〜|
|    ***-------***
|〜〜〜〜〜〜    〜〜〜〜〜〜|
|    ***-------***
|〜〜〜〜〜〜    〜〜〜〜〜〜|

〜〜:アクチンフィラメント(細い)
*--:ミオシンフィラメント(太い)

見づらいですよね, すみません.
言葉で簡単にまとめると,

I帯:水平断した時, アクチンフィラメント"のみ"が存在する区間
▶︎ 細いフィラメントのみが存在する区間なので, 明るい

A帯:水平断した時, ミオシンフィラメントが存在する区間(アクチンが存在する部分も含む)
▶︎ 太いフィラメントが存在する区間なので, 暗い

H帯:水平断した時, ミオシンフィラメント"のみ"が存在する区間
▶︎ 太いフィラメントのみが存在する区間なので, アクチンフィラメント存在しない分, A帯の中で若干明るいが, I帯よりは暗い

Z帯:アクチンフィラメントが付着している線維状の部分

となります.

存在するフィラメントの太さや細さによって, 光の屈折度が異なり, 明るい部分(I帯), 暗い部分(A帯), やや暗い部分(H帯)が存在しています.

<覚え方紹介>
暗い部分を"暗帯(あんたい)"というので, それをローマ字で書くと...AN帯 >> そうです!A帯です!!

そして, その暗闇(A帯)の中で行われるのは...そう, 夜の営みです!笑
A帯の中にあるのは"H"帯!!!
もしくは, 愛(I帯)の中にはエッチ(H帯)はない!!

こんな変な語呂合わせを作りながらわたしたちは骨格筋の筋原線維の構造を覚えました(笑)



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いかがだったでしょうか.
少し図が見づらかったと思いますが, 教科書等をみながらこの記事を読んでいただけると幸いです.
では, 冒頭で紹介した国家試験問題を見てみましょう




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(1)骨格筋の構造で正しいのはどれか. 2つ選べ (44-5)
1. 筋細胞の細胞膜を筋周膜という
2. A帯を明帯という
3. A帯は筋収縮時に短縮する
4. I帯の中央部にZ帯がある
5. Z帯の間を筋節という
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(2)骨格筋の構造で誤っているのはどれか(39-7)
1. 筋繊維は筋鞘で覆われる
2. 横紋構造はA帯とI帯に大別できる
3. A帯には太い筋フィラメントが存在する
4. 筋収縮時のI帯の長さは一定である
5. 筋原線維はアクチンとミオシンで構成される
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まだまとめていない部分もありますが, 今回まとめた範囲でも十分戦えると思います!!



正解と解説はこちらから
↓↓
解答_解説.pdf







以上で今回の範囲を終わります!
次回は筋収縮のメカニズムについてまとめて行きたいと思います!




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