循環器④冠動脈の支配領域とその閉塞

●冠動脈の支配領域 ◎右冠動脈 ー 後室間枝:右壁および下壁・後壁を支配.  具体的には洞房結節や房室結節,右心室,左心室の下壁・後壁で後乳頭筋を支配している. ◎左冠動脈ー前室間枝・回旋枝  前室間枝:心室中隔,左室の前壁,心尖部を支配  回旋枝 :左側壁,左後壁を支配 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ●冠動脈の閉塞による症状 …

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第55回国家試験問題<解説>

参考書ってどんなものを選べばいいの?? 1. ヒント式トレーニング <臨床医学編> 一問一答形式が好きな方はこちらのヒント式トレーニングがオススメ! 5択の中から正解を選ぶことができたとしても,1つ1つの選択肢に対して「〇〇だから正解」,「××だから違う」と,きちんと説明することができますか?それができなければ選択肢が変わったときに正解を導…

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第55回理学療法士国家試験問題 解答速報

第55回理学療法士国家試験問題 解答速報 第55回理学療法士・作業療法士の国家試験, お疲れ様でした!!今年の問題もまた去年までと違った傾向の内容も...2点問題は少なかったような印象も...とにかくまずはお疲れ様でした!以下のPDFファイルで解答を確認してください. PT-55-AM↓55_AM.pdf PT-55-PM↓55_PM.pdf *この解答は…

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電解質①低Na血症

●低Na血症 頻出の電解質異常. 高齢者に起こりやすい. 水排泄障害により生じることが多く, 浸透圧の低下を伴う(低張性低Na血症) ◎機序【Naの摂取 < Naの排泄】 ⑴ Na喪失体液(水・Na)の喪失(= 尿, 汗, 下痢)と, 低張液(水・Na↓)の摂取 ⑵ 水過剰摂取腎臓の水排泄能力(正常20L/日)を超えて飲水した場合 ⑶ 水排泄障害ADH(抗利尿ホルモン)の亢進により,…

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代謝②脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症 ◎高トリグリセリド血症  (トリグリセリド ≧ 150mg/dL) ◎高LDLコレステロール血症  (LDLコレステロール ≧ 140mg/dL) ◎低HDLコレステロール血症  (HDLコレステロール < 40mg/dL) 【原因】 ・原発性:遺伝子異常. 原因は不明 ・二次性:生活習慣病, 基礎疾患, 薬物によるもの ☆二次性が40%を占める …

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代謝①低血糖症

低血糖症 糖尿病(DM)患者で生じることが多い 【原因】 経口血糖降下薬・インスリン製剤の不適切な使用など. 例)使用量過多, 注射の不適切なタイミング, 食事量が少ない, 運動量が過剰 【症状】 1) 交感神経症状  > 頻脈・動悸  > 発汗・不安感  > 手指振戦  > 顔面蒼白 2) 中枢神経症状  > 頭痛  > 空…

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DIC(播種性血管内凝固)

DIC(播種性血管内凝固) (血友病と対比されることが多い) ☆基礎疾患に合併することが多い <基礎疾患> ・悪性腫瘍(白血病・転移性癌・肝細胞癌) ・敗血症 ☆出血時間延長(↔︎ 血友病では正常) = 血小板が減少する = 3) 出血症状  1) 基礎疾患による血小板・凝固系の亢進   = 血栓性臓器症状  2) 線容系の亢進 1)と2)が繰り返される …

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リハビリテーション中止基準

【1】積極的なリハを実施しない場合 1) 安静時脈拍40回/分以下 or 120回/分以上 2) 安静時収縮期血圧70mmHg以下 or 200mmHg以上 3) 安静時拡張期血圧120mmHg以上 4) 労作性狭心症 5) 心房細動のある方で著しい徐脈 or 頻脈がある場合 6) 心筋梗塞発症直後で循環動態が不良な場合 7) 著しい不整脈がある場合 8) 安静時胸痛がある場…

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胚葉の分類

外胚葉 Point:表皮・神経系 ・表皮   乳腺・汗腺・水晶体・内耳なども表皮からなるものです。 ・神経   脳・間脳(下垂体・視床・視床下部)・脳幹(中脳・橋・延髄)・小脳・脊髄など。松果体なども脳に分類されるため外胚葉です。 <覚えづらいpoint> 副腎髄質:交感"神経"の末端が発達したものであるため外胚葉に分類されます。 中胚…

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難病⑥脊髄小脳変性症

SCD(脊髄小脳変性症) 脊髄小脳変性症の分類 ① 孤発性 • 多系統萎縮症(MSA)   ➢ MSA-C(オリーブ橋小脳萎縮症(OPCA))   ➢ MSA-P(線条体黒質変性症(SND))   ➢ Shy-Drager(シャイ - ドレーガー)症候群(SDS) • 皮質性小脳萎縮症(CCA) ② 遺伝性 • 常染色体優勢遺伝 • 常染色体劣性遺伝 […

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難病⑤重症筋無力症 (MG)

Intro. • 神経筋接合部において, アセチルコリン受容体に対する自己抗体が存在する • 神経筋接合部での伝達障害がみられる自己免疫疾患 • 筋の易疲労性や脱力をきたす • 有病率は5.1 / 10万人で胸腺腫を伴うことが多い 1. MSの症状 • 重症筋無力症では, 顔面筋, 眼瞼挙筋, 外眼筋, 四肢近位筋などの筋力低下および易疲労感をきたす • 初…

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難病④Guillain-Barre症候群

ギラン・バレー(GBS : Guillain – Barre症候群) Intro. GBSは, 免疫・炎症性ニューロパチーの代表的疾患であり, 急性の運動麻痺を主徴とする多発根ニューロパチーをきたす. 自己免疫反応による末梢神経の髄鞘(シュワン細胞)の障害が原因と考えられてきたが, 軸索を直接障害する病型も存在することがわかってきた. 多くは自然回復するが, 一部重篤化することもある. …

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難病③多発性硬化症

MS(多発性硬化症) Intro. • 中枢神経系の白質のいたるところに炎症性の脱髄性病変が発生 • 多彩な神経症状が再発(増悪)・寛解を繰り返す • 原因は不明であるが, 自己免疫的な機序が発症に関わると言われている • グリア線維の増加による瘢痕・硬化性病変が特徴である • 通常, 中枢神経系のみが侵され, 末梢神経系は障害されない • 理由は不明だが, 高緯度地域で発…

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難病②Parkinson病

Parkinson病 - Minimum Essence------------------------------------------------------------- ① 好発:中高年以降(50〜70歳代で好発) ② 安静時に手足の震えが出現(一側上肢or 下肢で発症) <安静時振戦> ③ 動作がゆっくりとなる. 字がだんだん小さくなる(動作緩慢) 表情の変化が…

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難病①ALS

ALS(筋萎縮性側索硬化症) ー Minimum Essence ー ①好発:40〜50歳代(男:女 = 1.3 : 1) ② ・一側上肢の遠位端の筋力低下(母指球の萎縮)から始まり, 全身の筋萎縮, 線維束性収縮へと進行する   <下位運動ニューロンの障害:上肢に強い> ・腱反射亢進, 病的反射(+)    <上位運動ニューロンの障害:下肢に強い> ・嚥下障害, 構音障…

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循環器③循環と血管

体循環と肺循環 <Point> POINT 1.体循環 ・心臓と全身の筋や内臓, 脳などの器官との間に血液を循環させる. POINT 2.肺循環 ・心臓と肺の間で血液が循環する. POINT 3.動脈と静脈 <体循環> ・大動脈:心臓から全身に. 流れている血液→動脈血 ・大静脈:全身から心臓に. 流れている血液→静脈血 <肺循環> ・肺動脈:心臓から肺に.…

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循環器②心電図の基礎

心電図の基礎 基本的な心電図波形は, P, Q, R, S, T波(U波も存在する)から成り立っている. <POINT> P波:心房筋の興奮(脱分極・収縮) PQ間隔:房室間興奮伝導時間 QRS波:心室筋の興奮(脱分極・収縮)と心房筋の再分極 ST部分:心室全体が興奮している T波:心室筋の再分極 下の図は, 心臓の刺激伝導系のそれぞれの興奮を示す. これらの興奮…

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循環器①心臓の構造

1. 心臓の構造 (1) 心臓の位置:第2肋間(心底)〜5肋間(心尖)の高さ. (2) 心臓の重さ:250〜300g (3) 心臓の容量:500〜1,000ml 2. 心臓壁と心膜 心臓は, 3層構造の心臓壁と, それを覆う2層構造の心膜に覆われている. ・心臓壁:外側から「心外膜」・「心筋」・「心内膜」 ・心膜:外層の「線維性心膜 (心嚢)」と内層 (臓側板) の「漿…

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呼吸器⑥肺容量

■肺容量 ●呼吸量 (1)一回換気量(TV:Tidal Volume) 安静にして普通に呼吸をした時の吸気と呼気の量 平均基準値約500mL (2)予備吸気量(IRV:Inspiratory Reserve Volume) 安静吸気位からさらに吸い込むことができる空気量 平均基準値約2,000〜3,000mL (3)予備呼気量(ERV:Expiratory R…

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呼吸器⑤酸塩基平衡

■ 酸塩基平衡 ヒトの細胞は, 血液中のpHが7.35〜7.45の範囲に維持されていなければ十分な機能を発揮できないとされている. 血液のpHを調節する臓器は「肺」と「腎臓」である. 肺ではCO2の増減により, 腎臓ではHCO3イオン(重炭酸イオン)の増減によりpHの調節を行なっている. <ポイント①> ● ヒトの細胞の正常なpH:pH 7.4 (± 0.05 ) ● …

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